内臓脂肪が蓄積することで危険性が高まる病気

内臓脂肪がつくことで、危険性が高まる病気はたくさんあります。

また、男性に多いというイメージのある内臓脂肪ですが、痩せ形の女性でも内臓脂肪がつくことがあるので、注意が必要です。

どんな病気の危険性が高まるのか調べましたので、ご参考にしてください。

内臓脂肪による脂肪肝という病気の危険性

脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に溜まりすぎている状態のことをいいます。

もともと肝臓は脂肪を蓄える働きを持っていて、健康な人の肝臓にも5%程度の中性脂肪が蓄えられているといわれています。

肝臓は食事で体内に入ってきた糖質や脂肪から、中性脂肪やコレステロールを作り出す働きを持っています。

中性脂肪は本来、体を動かすエネルギー源として使われていくものですが、運動不足や偏った食事によってエネルギーの摂取と消費のバランスが崩れると、肝臓の周りに蓄積されていきます。

この中でも、肝臓細胞の3割以上に中性脂肪が溜まった状態を「脂肪肝」というのです。

脂肪肝には大きな自覚症状が無く、検診などで指摘されることがほとんどです。

内臓脂肪は中性脂肪が溜まった状態ですから、脂肪肝も内臓脂肪の一種ということができます。

脂肪肝になる原因の多くは、アルコールです。

大量の飲酒を続けるとアルコールを分解する際に中性脂肪の合成が進むため、脂肪肝の原因になると言われています。

アルコールを飲まない人でも、カロリーが高く脂肪分の多い食事を続けていると脂肪肝の危険性は高まるので、お酒が飲めないから脂肪肝にならないということではありません。

脂肪肝を改善するには、内臓脂肪を減らすことが最も有効な手段です。

適度な運動を心がけて、食事の内容に気をつけ、アルコールを控えることで脂肪肝を改善することができます。

 

内臓脂肪や脂肪の蓄積で起こる無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群という病気は、睡眠時に10秒以上の呼吸が停止して、7時間程度の睡眠中に30回以上呼吸が停止してしまう状態になります。

寝ている時に症状が現れますから、自分自身では気付きにくい病気です。

寝ている時に呼吸が停止すると眠りが浅くなり、自覚症状としては睡眠時間が十分でも睡眠不足のような状態が続いたり、寝起きにひどい頭痛が起こったりします。

睡眠時無呼吸症候群になる大きな理由の一つとして、「気道が狭い状態にある」ことが挙げられます。

肥満や内臓脂肪で体のあちこちに脂肪が蓄積されてくると、気道の周辺にも脂肪が溜まるようになり、あおむけになった姿勢などでは気道が狭くなり、無呼吸が起こってしまうと言われています。

睡眠時無呼吸症候群の治療は、CPAPという呼吸を助ける機械を用いたものや、マウスピースを用いたものなどが代表的ですが、肥満が原因の場合、生活習慣を改善するだけで無呼吸症候群が劇的に改善されることもあります。

 

内臓脂肪増加による変形性膝関節症とその危険性とは

変形性膝関節症とは、ひざの軟骨がすり減って関節炎や変形が起き、痛みを生じる病気です。

健康な人の膝関節の表面は軟骨で覆われていますが、初期の変形性膝関節症では軟骨が摩耗し始めていきます。

症状が進行してくると、軟骨の摩耗が進み、膝を動かすたびに痛みが生じて日常生活に支障をきたすようになります。

膝が痛いので歩かないことが、さらに肥満を加速させて、膝への負担を増やすという悪循環に陥っている人も多いです。

変形性膝関節症の原因は未だに明らかになってはいませんが、内臓脂肪が増加による体重増加で膝に長年負担をかけ続けていることが大きな原因と考えられています。

膝などの軟骨は年齢と共にすり減っていくもので、減少を完全に食い止めることはできません。

しかし、体重のコントロールがきちんとできていれば、歩くのが困難になるほど膝に炎症を起こす危険性も少なくなります。

多くの場合、生活習慣の乱れが原因で内臓脂肪や脂肪が蓄積して体重が増えていきます。

生活習慣を整えて食事や適度な運動で体重をコントロールすることは、将来にわたってイキイキとした生活を送るためにも欠かせない大切なことと言えるでしょう。

治療は主に、保存療法や理学療法が用いられ、根本的に解決する有効な治療方法はまだ見つかっていないのが現状です。

 

内臓脂肪で危険性が高まる糖尿病という病気

糖尿病は、多くの人が「過食やアルコールが原因」と考えています。

しかし、近年の研究によって、内臓脂肪の蓄積が血糖値を上げて糖尿病の危険性を高めることが分かってきました。

脂肪細胞は本来はエネルギーとして蓄積され、分解されて血液中に流れます。

分解される途中で糖に代わるのですが、エネルギーにならなかった糖は膵臓から出されるインスリンによって分解されていきます。

しかし、内臓脂肪が増えて分解する糖の量が増えてくると、必要になるインスリンの量も増え、常にインスリンが分泌している状態が続くとインスリンの効果が低下してしまいます。

これをインスリン抵抗性と呼びますが、インスリンの効果が低下することで血液中の糖の量が増え、糖尿病を発症するという仕組みです。

恐ろしいのは、血糖値が上がることで様々な合併症を引き起こす点です。

糖尿病になったといって、すぐに命の危険性があるわけではありません。

合併症で腎臓の働きが悪くなると腎不全や尿毒症といった、命に関わる病気の危険性が高くなります。

また、糖尿病の合併症には「神経障害」があります。

これは四肢にしびれや麻痺が起こることがあり、傷などが化膿して壊死する症状も恐ろしい合併症の一つです。

糖尿病は遺伝の影響が大きい病気と言われていますが、遺伝ではない糖尿病の多くは内臓脂肪が原因ではないかという説もあります。

内臓脂肪は生活習慣病の原因になることが分かってきたので、健康診断でも内臓脂肪の有無を調べるようになったのです。

糖尿病は一度かかると完治しない病気と言われていますが、薬や食事療法で病気の症状を抑えることは可能です。

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